第35回瀬戸内海タートルマラソン(2)

Full-marathon

さて、入りの5キロ。マラソンで最も大切な入りである。車中でケンゴと話した予定では7分で走るところだが…

1. 5:53  - -
2. 5:40 – (-3)
3. 6:00 +100 -79
4. 5:41 +5 -27
5. 5:42 +11 -6

これ見ると最初の2キロはまあ仕方ないとして、このアップダウンの5キロをこのペース。いきなり飛ばしすぎ。

ケンゴも気持ちが高揚してたんだろうね。レース後「こんなに追い込んだんは久しぶり」いうてたし。マラソンは怖い。

特に2~3キロ、高度上昇値100mあったとは思えないペースだ。帰りに同じペースで走れるとはとても思えないが、この時点ではこれでも相当余力を残して走ってるつもりなんだよね。太ももにくるよね実際のところ。ここでもう20秒くらいペースを抑えて、キロ6分くらいで走っておけば、復路の35キロ過ぎがもっと楽だったろう。

まあしかし、ケンゴが併走してくれるおかげで、気持ちがこんなに楽なレースはない。ひたすらついて行けばいいのだから。

レース通して、上手くいってもいかなくても、お気楽だ。

6. 5:53
7. 5:34
8. 5:43
9. 5:46
10. 5:46

10キロまではアップダウン・上下動・接地時間がほぼ比例している。分かりやすい走り方だ。

6キロ手前に大きな上り坂、結局、復路のこのあたりの上りが最大の難所になる。

相変わらずペースが速い。それはケンゴのラップをカウントする声でもよくわかっていた。が、ペースが落とせない二人。それでもたぶん、相当ゆっくり走っているつもり。カラダも気持ちもよっぽどハイテンションだったんだろうな。

それにしても暑い。11月末だというにこの暑さ。すでに汗だく。水分補給を怠ると脱水症で脚つるな。

しかし、自分にとっては願ってもないレース展開。仮に最後までこのペースで走れば4時間半ギリいけるんちゃう?

愛媛マラソンへ向けての絶好の練習となりそうでワクワクする。

あわよくば30キロあたりまでこのペース守り(ペースが少々落ちても速くなることはないだろうから)30キロでペースアップ。な~んて、本で読んだような理想のフルマラソンとなる可能性が出てきた。

ただ、ケンゴの話しによると彼の小豆島でのベストタイムが4時間十数分ていってたから、今の彼の体調など考えると明らかにオーバーペース。

とても最後まで、というか折り返しまでこのペースで走ったとしても相当膝にくるよねって気がしていた。

仮にケンゴがペースを落としても、それについて走ろうと走る前から決めていたから。

いつまでこのペースで走り続けることができるのかちょっと不安なレース展開となってしまった。

2014-12-03_172251

このあたりまでは腰高フォームが保てているね。鼻から吸って口から吐くも順調。手がどうしてもカラダの前に来てしまうのは癖だね。エネルギーロスになるから気をつけたいが、あまりに神経質になっても自分のフォームを崩してしまうので注意が必要だね。

上り:肘を引くが腕は振りすぎないこと。小股でピッチを上げてすり足(腿を上げない)のこと。ペースが少し落ちてもいい。ちゃんと意識できて走れた。

下り:腕を振らず(ほぼブラブラ)。小股でやや前傾姿勢を意識する(筋トレするまでは分かっていてもこれができなかった)。すり足で脚にショックを与えないこと。下りは意識して少々ペースを落とし体全体をとにかく休めること。集中できた。

ケンゴとの雑談もスパイスになって、走り慣れた(いうても12回ね)ハーフマラソンならほぼ折り返し点となる10キロ地点だというのに疲れは一切感じない。あっという間にちゃった、そんな感じ。

まだまだ先は長い。どこまで鼻から息を吸ってランができるのか、話をしながらのランができるのか。

この5時間前後をたっぷり楽しめたらいいなぁ、みたいな余裕あり。この時はまだ。

結果的にこの感じのペースは終盤まで続くことになるのだが…

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