大変な1日だった。milkさんが今日ようやく回復の兆しが見られ一安心だが…
そんな大変な日にパートナーをほうったらかして、独り宿泊先から1時間会場へ向かったのだった。
去年、風・雨・あられ・みぞれ・雪となんでもありのとんでもないレースだった。今年は快晴6.3℃という絶好のマラソン日和。
#自分の後ろにいる51番のランナーさんにフィニッシュ時猛追されてた気がする…
結果からいうと(ありがとうございます)6戦連続の自己ベスト更新。
1時間45分00秒(くぅ、あと1秒で44分台やった…)。まあ、この美作で40分はさすがにまだ無理でしょ。あとできちんと分析しますが、でもよくできた方だと思う。
ちなみに、昨年は2時間17分40秒だったから、1年で32分40秒縮めたことになる。1キロ当たりで考えると1分31秒か。よくもまあここまで伸びしろ準備したものだよ。
距離別成績「138位」男女合わせてという意味かな。
種目別順位「129位/383人」。美作では年代別に種目が分かれていないので全男中という意味だね。
ちなみに、去年(2013)は、383位/405人やったから~…後ろに22人しかいなかった…
今年は後ろに254人もおったのか…来年が楽しみだ。
さて、ここ美作のコースはサーキット場を内周と外周をそれぞれ1周し、その後ひたすら公道を下り、折り返したら今度はひたすら上り、やっとレース場に着いたと思ったら、外周を1周させてくれる、というすばらしいコース設定なのだ。
去年、garminを持ち忘れ(持って行くことすら忘れ)iPhone計測だった。
今年、2年連続garmin持参し忘れ。2年連続iPhone計測。とほほ。もう一度参加してきちんと記録をとってみたい。
去年はRuntastic(今年はRunkeeper)で計測。理由はない。違うアプリだとどうなのと思っただけ。
高度上昇880m下降870mくらい出ていたハズなんだけど、Runkeeperは、1km毎にトータルで何m上昇あるいは下降か、という表記しかないため、実上昇(下降)が分からない。
今回も大目的の「声がけラン」はやりきった。やりきったが今ひとつ充実感が味わえなかった。理由がある。沿道に大会の役員さんが結構いらっしゃって、1キロおきといわずもっと短い間隔で役員さんが立っていた。ラッキー。全ての役員さんに「ありがとうございまーす!」と張りきるわけだが、1/3は「返事がない」あるいは返事くれても「ぼそぼそ」っと何言ってるんだか分からない。
寂しい。地元の方々と思われるおじちゃん・おばちゃん・ちびっこ・おじいちゃん・おばあちゃんたちは皆、にっこにこ笑って「がんばってーっ!」と返事をくれる。なのに、あなたたち。おそろいの真っ赤なジャンバー着てるのに。
主催者意識が足りないのか?それとも、まさかこのコースで声張り上げて叫びながら走るランナーがいるとは思えずびびッてたのか?そうなのか?なら仕方ないか…来年も叫んで、そういやそんなのが去年もいたな、と思いだしてもらえるかなあ。
コース内周回5キロのタイムが24分10秒(キロ4分50秒)、5~10キロまでの5キロは22分21秒(キロ4分28秒)、10~15キロは24分29秒(キロ4分54秒)、13~14キロの単独ラップ(復路+上り坂が始まった精神的に気持ちの切り替えが必要なところ)でこの日初めてキロ5分を超えて、5分7秒(オープニングラップを除く)。直後の2キロ(14~16キロの区間)もう一度4分台に戻している。この2キロは復路の登り坂の中盤にさしかかったところなので踏ん張りどころだ。
15~20キロは26分04秒(キロ5分13秒)、ここでもう一踏ん張りが必要だった。
16~18キロをもう一度振り返ってみよう。この2キロ、この日最悪の5分40秒台を2キロ続けてたたき出してしまった。肉体的には下りのハイペースを受けた後の最後の踏ん張りどころの上り区間(ほんとはここで終わりじゃないが)なので、まあまあヘロヘロだったろう。それまでの走り(特に前半の下り)を考えたら、この上りの2分ロスは仕方なしだったか。
このへんがもう一踏ん張りできるようになれば1時間40分切れるんだろうな。というか、前半の下りを敢えて我慢して5分を刻んでいれば、この2キロのここまでの落ち込みはなかったのかもしれない。そして終始イーブンペースで走れていたのかもしれない。かもしれない。かもしれない。
さて、この最悪の上り区間を終えた残り3キロがコースに戻っての外周区間であるが、ここからが本当の意味で去年と生まれ変わったわけよ。
去年(8分12秒、7分8秒、7分58秒)が、今年(4分58秒、5分4秒、5分9秒)、この最後の3キロで3分+2分+3分と計8分もタイムを縮められてるもの。もうこれは生まれ変わったとしか言いようがないやろう。えへん。
(平地の)坊っちゃんでキロラップ6分台を卒業したのは普通にありとして(フルマラソンの翌週ではあったが)、この美作の激坂で5分台のラップ数を4分台のラップ数が上回るという結果に自分でも改めて驚き。
(自分の事ながら)注目は17キロ(+32m)のラップを、直後のより高度上昇値の大きな18キロ(+61m)でタイムがたったの3秒ではあるが縮んだこと。この粘りは間違いなく総合公園アップダウン×3往復のお陰だろう。なんてありがたい練習をさせてくれたのだ師匠。
この粘りはさらに続く。坂道登り切ってコースに戻り(去年はこのあたりで走ってるんだか歩いてるんだか分からない感覚に襲われている)ヘロヘロかと思いきや、ちゃっかり4分台のラップに戻し(下りとはいえ)、残り2キロをもう少しがんばってれば4分台で完走という、でいれい(あってるんかなこれで)頑張り屋さんである。
こんなふうに、ラップタイムだけ見ると「前半で貯金、後半その貯金を食いつぶした」典型みたいな格好になっているが、その内容を振り返ってみると決してそんなことはなかったレースだったんだ。と改めて感じた美作ハーフだった。愛媛マラソン2週間前、とてもよい調整ランとなった。
愛媛マラソン3時間半に向けて、わずかかもしれないけれど可能性と希望の光が見えた。とてもとても3時間半を目指せそうにない、という愕然とするようなショックを味わったのでなく、もしかしたら(精一杯頑張れば、もしかしたら本当にいけるかもしれない)そういう自信がついた。これはとっても大きな事、大きな収穫。
もちろん、レース直後、そんな余韻や感傷に浸ってる時間は一切なく(タイムだけ見て、こりゃダメだー、思てたし)、車中での着替えのまどろっこしさを乗り越え、とにかく一刻も早くmilkさんの元へと向かう自分であった。あ、だから速く走れたんかなぁ。きっとそうやね。うんうん。
#ゴール!にしては腰が落ちなくなったかな~
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