いよいよシーズンスタート。レースに出るようになって4年、初フルマラソンから2年と10ヵ月。残念ながらこの1年半は故障に悩まされ思うようにいかなかった。
シーズン初戦は恒例松江玉造ハーフ。アップダウンの殆どないコースで爽やかに走りたい。といってもまだまだ9月、スタート時の気温は毎年24度前後という酷暑レースになるのが恒例だ。
今年でハーフの大会(元はフルマラソンだったらしい)を終了し、来年からは12月のフルマラソンになることが告知されている。ここへの参加も今年が最後かな。最後に納得のいく走りをしておきたいが、故障そして暑さにどれだけ耐えて走れるか。
今日の目標は
②2015に近づく 1:54:54 @5:27 [@5-21] [10k 53:18, 21k 59:44]
結果
…微妙…
5kmのラップ
10k 27:12
15k 27:06
20k 26:30
数値だけ見るとビルドアップに見えるが
5km迄/5’31
体調はよかった。スタート時の気温は21度ほどだったろうか、天候は曇り、このままの気温が続いてほしいが、そうならないの毎年のこと。なので慎重に、走るというより早足のイメージ。5キロまでこのコース唯一のアップダウンがある。とにかくテンションを落として走ったつもり。
今回自分はBゼッケンだったが、体調など考えればCのすぐ手前が今のポジションだ。後続の元気なCランナーさん達に面白いように追いこされる。2016年の熊本城の時もそうだったなあ。あの時は折り返しまでに800人くらいに抜かれ、折り返しから600人くらい抜いたんだよね。あの時の感じで走りたいなあ。ぼんやりとそんなことを考えながらのスタートである。
今日も基本、時計を見ずに走ろう。ただスタート直後のテンション上げ上げのペースだけは避けたかった。何度も言うが、このコース、暑さで後半バテることがわかっている。
終わってみれば9月の月間走行距離300キロはキロ6分。走行距離だけが心の支えだ。
で、入りの5キロが5分半。フルマラソン4時間のペースで完走(@5:40)のつもりでいたので「ちょっと飛ばしすぎか?」それでも普段のあのカラダ全体のだるさはどこにも感じない。普段と違うテンションのレースの怖さを知る。
今年は全ての練習もレースも、ただ一つ来年2月の本番、愛媛マラソンのための地道な練習の一つと目的を持って走っている自分。
キロ5:30が速いと感じる実質遅い自分に妙に自信を持って望めているのが不思議な感覚だ。
自分を落ち着かせるためにも5キロまではいつもしている声がけランも封印。落ち着け落ち着け。自分を律することができなければ本番も思ったようにはいかない。
10km迄/5’26
5キロをすぎたところで、自分の落ち着きを感じる。なので、ここから声がけランへスイッチ。いつも思うが、沿道への「ありがとうございます!」「いってきます!」の声がけをしているランナーは殆ど見かけた(聞いた)ことがない。みんな必死で走ってるんだから、声がけなんてしてる余裕はないのだ。
しかし、自分を振り返ってみると声がけランが出来なかったレースというのはほぼほぼ撃沈レースとなっていることから、自分の余裕度を測るためにも声がけは必要だなあと感じることが多い。声がけランで自分の調子を知ることができる、という感じかな。
折り返し点(13キロ)で「まだ半分か」と思えるような走りをしようと心がけていた。
が、入りのラップを21秒上回るペース。想定以上に速く走っている。平均心拍は140台(普段キロ4分台の心拍だ)と少し高めだが、ピッチは180超えを維持できている。自重意識は大丈夫。
分かっている。ここは15キロ過ぎてから何度も辛い思いをしている。折り返しのコーンをUターン。
まだまだいける。
この爽快さは、今日、計画通りに走れていることを意味している。全然速くないのに嬉しい。
なんだ。この感じ。
残り5キロを颯爽と走るイメージ。今日はきっといける(>o< )
マラソンは折り返し点の精神状態でその日の終わりがだいたい見えてくる
しかし、そのことに折り返し点で気付いても遅い。折り返し点で後悔してもそれまでの走り方は取り戻せない。だからそれまでに、どれだけ我慢し、計画性を持って走り、号砲がなって走り始めたらすぐに折り返し点での気持ちを想定した走りができるか、が大切だと思う。
実はスタートしたときにどうゴールできるかが決まってしまっている気がする。
もっと言えば、スタートする前にそれ(結果)は決まっているのではないだろうか。
当日朝、スタートラインに整列するまでの準備。当日朝や前日夜の食事や精神面の準備。レース前1週間の過ごし方。1ヵ月前の練習メニュー。3ヵ月前の練習…
もちろん、いかにベストな状態で当日を迎えられるかが、どれほどなにより大切なわけだが、レース1週間前からがんばってもいけないし、1ヵ月前から慌てて走り出してもいけない。完走をするためだけでも3ヵ月は時間をかけないとフルマラソンどころかハーフマラソンであっても痛い目にあうことだろう。
15km迄/5’25
なぜだか、折り返しから15キロ地点までが振り返ることができない。思い出せないのだ。折り返し点を過ぎてから気持ち的にすごく楽になったことしか記憶にない。どうやって走っていたんだろう。
数値から分かることは14~15キロのラップが既に5:14になっていること。5キロ毎の計測点を通過してからのペースアップなら分かるが、この時点で明らかにペースが上がってしまっているのは、自分をコントロールできなくなっていたということか。
地点的には大橋を超えて地下道手前あたりか。橋の下りでペースがあがってしまったか。心拍は140台後半、ピッチは160台まで落ちている。
自分にとっては、どう走ったかの印象のない空白の5キロ区間。ただ、この区間から追いこされた記憶もない。ひたすら追いこす側に入ったのもここから。
20km迄/5’18と残り1.095km
キロラップが示すとおり、この日一番の快走区間となった5キロだ。
計測点を通過したところで残り6キロ少々。はっきりと終わりが見えてきた。かつ、今の体の状態からすれば、ここからが走りどころと感じた。がんばるというよりこのコース楽しもうと思った。
チラっと最後の登り(19.35k~)の2キロ弱でバテているかもと思いつつ、最後の松江玉造を後悔したくなかった。怪我をするのは嫌だけど、脚や心肺を確かめながら走れるだけ走ってみたかった。
残り距離が分かっていて、そういう気持ちになれたことも嬉しかった。キロラップは5:10, 5:14, 5:29, 5:19, 5:16, 4:59と、いつもならヘロッヘロになっている最後の坂(といっても2キロで20mくらいしか上がらないのだけれどね)でダッシュもできた。残り1キロが最速ラップで走ることができたのも大きな収穫だった。
普段、練習の殆どがジョグ(キロ6~7分台)で、どんなレースができるのか、大きな不安を抱えて走り出したシーズンのスタートレースだったが、6,7,8月と目標200キロ、終わってみれば9月は人生初の300キロ達成も間違っていなかったとホッとした瞬間だった。
まだまだ不安も残っているが今の毎日の練習を信じて続けてみようと思った。
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