汗見川マラソンに関しては2015年以降、参加しても「ここは10キロで十分」と思っていましたが、真夏のフルマラソン前に少しでも良い練習を入れておきたいと思い、10年ぶりにハーフにエントリーしました。

自分が走り始めたのは2013年、コロナ禍で数年間ふぬけ、コロナ明け少しずつ走り始めて、ようやく走力回復のめどが立ってきたかも?なランナーです。大会当日朝のパフォーマンスは以下のとおり。
ベース走 5分25秒
Vo2Max 55
持久力スコア 6779
あまり参考になりませんが当日のレース予測。
19:56(5K)42:46(10K)1:36:20(ハーフ)3:36:29(フル)
相変わらずガーミンは期待させすぎ。笑
折り返しで赤忍者さんが写真を撮ってくれました。嬉しいけどなんでここにいるの?

10年前の自分(2時間5分)を超えるためにレース全体のキロペースは5分55秒に設定。復路下りきったところで全力走を予定していました。現在のベース走のペースからすると30秒も遅い「走る気ある?」という設定速度ですが、いいんです、これで。このくらい抑えて入っていかないと、このコースでは絶対潰れるから…
スタートの5キロを我慢(29分台)、折り返しまでの手強い上りをひたすら耐えイーブンペース維持(10kを59分)、折り返し下りを天国と思わずペースアップもすることなく、慌てずピッチを上げ(15kを1時間28分)、残り5キロは全力走で目標達成(2時間4分)、というイメージでした。
結果:1時間54分14秒(ガーミン)
5k 28分39秒
10k 29分16秒
15k 26分29秒
20k 25分40秒
レース全体振り返ってみるとスタートから8キロまで我慢して抑えることができ、残りゴールまでビルドアップというえらいことになってました。本人的には(15キロまでは)上りも下りもひたすらイーブンペース維持のつもりで走ってます。ビルドアップはあくまで終わってみればそうだったな的な。
久しぶりに気持ちの良いゴールを迎えることができた
気持ちよくゴールできたのは去年末の鈴鹿サーキット(10k)以来かな?鈴鹿は苦しかったけどあっという間に終わったし、また走りに行きたいな。

▼ラップ平均ペースと心拍

心拍をできる限り押さえてなんて机上の理論ですよね。レース本番、あっという間に(1kに5分55秒もかかっているのに)130台に突入です。レース本番は、テンションも爆上がりだから仕方ないでしょう。それでも意識だけはペースとピッチそして心拍です。忘れてはいけません。
走り始めの2キロでは身体が重く、どうしよう、という感じでした。おかげで(?)かえって自重でき良い方向に導いてくれたかも。レース前日のベース走は終始パフォーマンス+で快調だったのとはエライ違いです。
心拍は、基本130台で押さえることができ、140台なのは折り返し手前の3キロとラスト5キロなので十分自己コントロールできたといえます。
ラップペースは5k(スタート)、10k(上り)、15k(下り)と我慢して走れたんじゃないかと、上りに入り徐々にペースは落ちましたが、それは上りなのだから当然と思い、慌てることなく楽しむことにします。8~10キロ区間は上りにかかわらずビルドアップできていますし(笑:結果オーライ)実際、折り返しまでの3キロがこの日一番気持ちでがんばった区間だったかな。キロ6分だけは超えたくないの一心で走っていたかもしれません。

折り返してから下りが終わるまで(といっても結局ゴールまで微妙に下り続けるんですが)も自分を追い越していく周りのランナーを気にすることなく(ここで気持ちよくとばせば残り数キロが地獄と自分に言い聞かせながら走ってました)走り方の再確認(小股でピッチを上げる)することだけ意識していました。
勾配調整されたペースを見返してみると、ペースダウン覚悟でできる限り利用した給水(水浴び)所で脚を止めたおかげで、真夏のハーフマラソンをうまく乗り越えられたのではないかと思います。
スタミナもきれいな直線(笑)のイーブンペースで落ちていってます。ほぼ50%残のスタミナを残してゴールしたことに後悔はありません。このレースでピークを迎えるわけにいかなかったので、これでいいんです。

最後にピッチと接地時間(まあこれは比例するものですが)ですが、ピッチ180・接地時間200、コロナ禍以降この状態になかなか戻ることができません。スピードや持久力は数をこなすことで少しずつ戻ってきている(あくまで自分目線でそれなりに)感じはするのですが、脚が動かない。しかし無理にピッチを上げようとすると転倒しそうで怖い(実際、ここ数年よくこけるようになった。悲)。少しずつ様子を見ながら上げていくしかなさそうです。
そんな中の今回、ピッチ167、接地時間268、あれ?なんてことない、まあふつうです。これだけなら普通だけど、折り返し後の下りで(最初の数キロだけですが)ピッチを180、接地時間250にあげられたのはよかったかな、歩幅も前半上りは約1mから、復路の下りは120cm位になっていたし、ラスト1キロは130cmまで伸びていた。我慢して脚を残しておいたかいがありました。
総じて、今回の汗見川ハーフマラソンは、レース後に体調不良を引きずらない良い練習になったので8月末のフルマラソンが楽しみになってきました。4時間ギリができたら何年ぶりだろう。

レース後、初めて汗見川に飛び込みました。これならシャワーも浴びなくていいし最高。なんで今まで飛び込まなかったんだろう。きっと余裕がなかったんだね。



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