5年ぶり龍馬脱藩フルマラソン

Full-marathon

実に5年ぶりとなる龍馬脱藩フルマラソン。

龍馬脱藩マラソン/残り4.195kmを完走するために38kmしたこと考えたこと/4:33:29
折り返すまではキロ7分で走るから。 遅くても心配しないように。 パートナーにそう言い残して走り始めた。 龍馬脱藩フルマラソンは、折り返し少し下ったところが中間点。 2014年、初めてエントリーしたのはハーフ。がしかし荒天のため中止。このとき...

事前に想定していたもののタフなコース。スタート整列は自制の意味も込めて今回もほぼ最後尾。とりあえず15キロ迄は6:30あたりで走る予定だった。

走り始めてすぐ、今年も暑さとの戦いになりそうな予感。二本のトンネルの涼しさが、逆に怖い。14キロあたりから始まる上りの急勾配を7:15程度でこなし、脱藩の道にはいると赤忍者さんの姿が。記念に写真を撮っておいた。

脱藩の道を上り終わり舗装路に入ったので赤忍者さんに声がけしようとおもったら、あら、お手洗いに。声がけできないまま追い越して折返し、下りが始まり簡易トイレを見つけたので休憩に入る。出たら、あら、赤忍者さん。

そこから併走していただき、世間話をしながら走り、気づいたらあっという間に30キロ地点。まあ、下りというのもあったんだろうが、こんなに楽に走れるとは驚き。

「呼吸を整えるために歩きますね」という赤忍者さんを残し、ここから一人旅。38~40キロの劇坂(に感じる)は本当に辛かった。ここまでにもっとのんびり走っておくべきだったと後悔する。

上り終わってあとはゴール直前まで下るだけ。失速はしたもののゴール迄4分台で走り切れた。

結果、ほぼ想定どおりの結果とはなったものの、今回も「本当にこのペースでゴールまで走れるのか」を問いかけながらのランとなった。

レース当日の夜は身体が興奮し何度も目が覚める。睡眠が浅く回復が遅れている。

レース翌日、回復に72時間という数値が表示され、月・火の二日間は休息を薦められた。

月曜は完全休息、火曜は少し走って様子を見たものの走るのをやめた。

水・木・金は痛みの消えない左膝とその周辺の筋肉痛を確かめながら、のんびり10キロ前後ジョギング。ランニング後はアミノ酸を摂取し身体の回復を促すことにした。

土曜には階段をさっさと上り下りできるようになった。筋肉痛が長引いていないようなので一安心。

2015 2016 2017 2018 2019 2024
前半 2:10:03 2:18:55 2:20:51 2:09:35 2:22:47 2:16:14
後半 2:36:02 2:55:18 2:30:31 3:06:54 2:10:25 2:11:15
結果 4:46:18 5:14:25 4:52:01 5:16:39 4:33:29 4:27:29
順位/脱藩地点 57 83 73 41 91 44
順位/50歳以上 94/165 106/152 59/136 72/116 52/151 29/85

コロナ前の元気だった自分を少し上回りパーソナルベスト。加齢による衰えを勘案すれば、この時期のコースPBはとても嬉しい。

もっと嬉しかったのは走り終わり後の体調のよさ。救護所のお世話にならずにすみ、さっさと更衣を済まし(お弁当はパートナーに食べてもらったが)栄養補給も問題なし。雲の上温泉で汗を流しさっぱり。

(全然速くなくても)自分の思い通り良い感じで走り終えると、なんてすがすがしいんだろう。この感覚が味わえることを知っているから、普段の練習が苦にならなくなるんだろうなあ。

可視化してみると見事に2019年をなぞっていて驚く。たまたまだけれど。

5k 10k 15k 20k 25k 30k 35k 40k goal
pace 6:20 6:21 6:24 7:50 6:11 5:51 5:54 6:14 4:40
lap 31:39 31:46 31:59 39:12 30:53 29:14 29:32 31:08 11:00

5キロのラップにしてみたら、シーズン最初のフルマラソンとしては上出来と言って良いい走りっぷり。

20k手前の数キロ続く劇坂をなんとかこなせたし、40k手前には高度上昇よりも心が折れそうな(脚もつりそうな)坂を良いペースで走れて(ジョグみたいなスピードだけど)いる。

この夏、1回の練習の最長距離が15キロが限界で、キロ6分が精一杯だった7~9月の3ヶ月「今年はどうなることやら」と心が折れそうだったけれど、あれはあれで良い練習になっていたのだな、と。「きっと意味がある」と信じデジタルで表示される結果にめげずに続けていて良かったなと。

しかも、7月頭に53に達していたVo2Max、10月にはとうとう51まで落ちていた。同時にほぼ半年続いたプロダクティブ状態もキープ状態のまま3ヶ月、これもなかなか心理的に萎えてしまいそうだった。

4月からこの夏まで根気よく続けていたことに意味があったんだよ、ということが証明できたよいレースになりました。こういう結果は自信になってよい。

次は月末、涼しくなっていると良いのだが。

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