「コトン」と乾いた音がしてiPhoneが落ちた。拾い上げてみると…
うそっ…割れてる…
本当にうっすらではあるがスパッと切られた刀傷のようにiPhoneにヒビが入ってしまった。ああぁぁぁ…スマホの液晶を割ってしまった。人生初。
ヒビを写真に収めようとしても、よく分からないほどたいしたことないヒビなのだけれど…哀
2週間ほど前、iPhoneに貼った強化ガラスが割れたのを「まあいいか」と剥がしたまま放置していた報いなのでしょう。
さっさと強化ガラスを貼り直しておくべきでした。
さて、Appleに修理を依頼するとなると
AppleCareに入っていないと…
16,800円か。きびしい
1年間の保証期間も切れているから、さらに加算され…
16,800円+11,800円=28,600円也
近隣の非正規ルートで修理してもらうとなると相場は7,000~8,000円。作業時間は1時間程度らしい。
Appleの保証が受けられなくなること覚悟でこっちかなあ、などと悩みつつヒビの入った状態でしばらく使い続る。本当は早く治さないと。
中高生はヒビの入ったままのスマホを使い続ける。
なるほど。その心境を理解できた気がする。
理由が違うかもね
しかし、どうしてもランニングのお供に持参したい、そんな時、せっかくの防水機能がフイになって内部浸水なんて目に遭った日にゃ泣いただけではすまない。
強化ガラス > フロントパネル と立て続けに割れたのは、今のうちに早く治せという思し召しであろう。
幸い、iPhoneは過去にかれこれ電池・液晶パネル交換など経験してきた。いっそ今回もやってみるか。
フロントパネルは、多くの販社がAmazonで4,000円前後の値で販売している。フロントパネルだけならもっと安く買えるけれど安全を見て分解キット込みの製品を買うことにした。
さて、どれ買お
なるべく沢山のレビューを読んで対応がまともに思えるところから購入するしかないだろうな。ぽちった翌日には届いた。
パネルの色に注意して注文しよう。液晶フィルム(ガラス)も入っている。とりあえず買わなくてすむ。
右下のiPhoneの写真みたいなのは磁石シートになっていて、取り外したネジを正しい位置に戻せるようパーツ毎に印があって、そこにネジをくっつけておけるものだった。iPhoneに使われている、とても小さなネジは見失うことがあるため、よく考えられているなと感心。
こんな風に分解道具が一式同梱されているキットなので安心でしょ。
が、ユーザーのレビューを眺めていると、どこのキットを買っても、ドライバーの精度(特にY字ドライバー)に不安があった(精密さが足りなければ間違いなくねじ山をなめる)ため、念のため精密ドライバーも購入しておいた。3本セットで1,000円弱。
結果的に、この精密ドライバー購入は正解だった。
同梱ドライバーの精度を確かめたかったので、はじめは同梱品を使っていたのだが、やはりY字ネジだけは3カ所ほど滑ってネジが外れなかった。
別途購入のドライバだとあっけなくサクッと回る。
こんなに違うのか
しかし、よくよく考えたら精密ドライバー別途買うなら、キットじゃなくってフロントパネルだけでよかったかもしれない。汗
さて、分解や交換の方法は(変な日本語満載で笑える)取説で十分だ。もっと詳しい手順を知りたければネットにゴロゴロ転がっているのでどーぞ。
分解の肝は
と
の2点だった。
何度も言うが、同梱されているドライバーで無理やりネジを外そうとすることだけは避けよう。ちょっと回してみて滑るようなら、1日余分にかかるとしても直ちに精密ドライバーを注文して到着を待とう。
それと、新しいパネル取り付け時、防水シールを貼り付けた後、必ずフロントパネルを仮どめし、電源投入、動作確認の流れを忘れないように。
防水シールにフロントパネルをくっつけたら最後、フロントパネルは二度と剥がせないからね。
防水シールだけ買い直すという手もあるが…悲しい時間を過ごすことになる。
自分で直そうとしたことを後悔しないために慎重に作業しようね。
こんな感じに仕上がった。写真じゃよくわからないと思うけれど。
液晶が純正品に比べて若干濃い。気のせいかな。4,000円+作業1時間程度の労力で治ったので自分には十分だけれど。
全ての作業は自己責任。Appleの保証はなくなる。iPhoneを壊さないよう慎重に作業しよう。
ところでフロントパネル、あえて黒を選択。赤のiPhoneには黒のフロントが似合うよねと前から思っていたので。
組み立て終わってみたら…
ホームボタンだけ白いのね
↓最初に取り外す時なんやかや触っているうち、バキバキになった旧フロントパネル。
たぶん最初がこの状態だったら、慌てて修理依頼していたと思う。
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