大きな壁 スタンド

K9-Club

ミニチュアダックスフンドのQueueちゃんと今の飼い主が毎週通っているしつけ教室は「K9愛媛」といいます。
K9ですが、わんこをしつけることだけが目的ではありません。
特に今の自分にとってK9は、(自分の)犬を(自分で)しつける(接する)ことを通して、(自分の)犬を知り、(自分の)犬との一生涯のつきあい方を模索する教室になっています。
たとえ相手が犬であっても「相手を知る」ということはとても大切ですね。
ペットとしてではなく、一パートナーとしてつきあいたい。
ペット相手にそんな感情が必要なのか?意味があるのか?
でも、K9を続けていると、いつのまにか、そういうことを考えさせられているんですね。
さて、運良く(本当に運良く)2回目の受験で合格のカードをいただいたときは、大はしゃぎで我を忘れてましたが…
今回のCOD受験の準備段階では、Queueちゃんとの接し方、そしてしつけの仕方について改めて真剣に考えさせられることになりました。
何度か書いてるけど、全てのわんちゃんたちは、皆おりこうだと思う。
でも、それを上手に引き出してあげられるかは、人次第。
この考え方、ハンドラーの過信となってはいけないけれど、それだけハンドラーの責任は重大だと思う。
自分にとって責任とは、「歩き方が上手」だったり「命令の仕方が上手」だったり、という表面的なことももちろん大事(これがうまくできないと、わんこはどうしていいか分からんからね)ではあるけれど、同じくらい「わんこの立場に立って考えてあげなきゃならんな」と感じた。
飼い主が理解しておかなければならないのは、わんこにもそれぞれ個性があって、しつけや練習の仕方にも向き不向きがあるんじゃないか、ということ。
わんこのしつけ方に、正解は一つではないので、臨機応変に対応していかないと、必ず大きな壁にあたってしまう。
うん。自分にとってどんな壁があったか思い出してみよう。
「スタンド」「スタンドイグザミネーション」「ダウン」「リコール」
あれれ?全部壁じゃん。
●スタンド

ハンドラーの「スタンド」のコマンドでワンは停止、立ったままでいなければなりません。
最初の大きな壁でした。
ていうか、当分の間(当分というのはつい最近までという意味です)シットしてましたね。シットする→おなかを(軽く後脚が宙に浮く程度)ピョコンと持ち上げる。これを繰り返しました。今でもたまには座ります。あれれ。
●スタンドイグザミネーション

スタンドのまま、ハンドラーは犬の前方に移動停止。第三者が犬に近づき、触れても動いてはいけません。
ここ(COD受験)にくるまで、最も苦労した課題でした。4ヶ月ほど苦しみました。
Queueは、誰が相手でも「腰砕けシット」が続きました。程度は軽くなっていますが、今も砕けてます。これ、永遠の課題でしょうね。未だに、スタンドイグザミネーションが成功したときは、先生方から「おおっ」って言われるくらい苦手なのを、みんなが知ってます。
わんこの苦手を、時間をかけてゆっくりと、わんだけでなく人も一緒に理解しながら学習していくしつけ教室、それがK9です。
多くの個性的なわんことふれあう機会を与えてくれるK9という貴重な存在に、改めて感謝したいと思う。

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