オンボードM.2スロットがあるマザーボードに2000円程度のM.2拡張スロットをあえて挿す理由

Computer

自分が使用している ASUS の TUF H370-PRO GAMING というマザーボードにはそもそも M.2 スロットが2つある。

(困ったことに)この二つのスロットは規格が微妙に異なり、片方だけ4レーン対応、もう片方は2レーン対応(つまりx4ではない)。

なので、PCIe 3.0×2(2レーン)対応のスロットにx4(4レーン)対応の M.2 SSD (3,400MB/sとか出るやつ)を挿しても本来の性能を引き出せない(半分程度の1,700MB/sのスピードしか出ない)。

がんばって速いSSD買ったのに
なんでスピードでないん?

ということになって泣く。

NVMe高速タイプのSSDの速度が出ないとき最初に疑うべきこと
SATA の SSD しか知らなかった自分が、NVMe の SSD を知った時にはそれはもう衝撃。 なにせ 500MB/s も出たら すごー と思っていたのに NVMe SSD だと余裕で 2,...

今回4レーン対応のSSD同士をクローンコピーしたくて一時的に M.2 PCIeアダプタ を挿してみた。

N.ORANIE というのはメーカー名なのかな。NVMe か AHCI の M.2 PCIe SSD と M.2 SATA SSD が同時に使えるようになっている。

こんな面倒なことしなくてもマザーボードの2つのスロットを使えばいいと思う。

さてマザーボードに刺さっている SSD は Western Digital の WD NVMe Black 1TB

▼新しいモデル(2020.3)はこちら Western Digital WD Black SN750 NVMe SSD

Western Digital ウエスタンデジタル 内蔵SSD 500GB WD Black SN750 ゲーム向け M.2-2280 NVMe WDS500G3X0C-EC 【国内正規代理店品】
容量: 500GB | スタイル名: M.2-2280 NVMe

Western Digital の製品は値段が高い…思い切り高い…けど信頼している。頑張って買う。高いから信頼できる。はず。そう信じて買う。

そうそう、SSDは(同じ型番でも)基本的に大容量モデルほど速い。つまり、256GBより500GB、500GBより1TBモデルがより速い。

なので、パソコンをちょっとでも速く動かしたい人は頑張って大容量モデルを買うしかない。泣

パッケージにもはっきり数値表記(大容量モデルの数値が大きい)されている。

一方、拡張スロット側にさしたのは、ADATA Technology XPG GAMMIX S11 1TB

ADATA Technology XPG GAMMIX S11 PCIe Gen3x4 M.2 2280 SSD 1TB AGAMMIXS11P-1TT-C
PCIe Gen3x4 M.2 2280 SSD 1TB

ウエスタンデジタルのSSDに比べ半額以下のお値段で買えるようになった。

なんてこった…

しかもこの SSD は、SLC だよ。

しばらく前までは高くてとても手が出ないものだったのに…すごい。

SLC は TLC に比べ寿命が長い。
書き換え回数は TLC の 約 5000 回に対し 約 10万回だそうな
どちらかというと企業向けイメージの規格だね

NVMe SSD なのでマザーボード側(奥)のスロットに挿します。

目的はクローンを作成するだけ。するだけ…

せっかくなので Crystal Disk Mark で計測してみる。

▼Western Digital WD NVMe Black 1TB on マザー

▼ADATA Technology XPG GAMMIX S11 1TB on 拡張スロット

あまりにも普通の結果なので SSD を入れ替えてみて計測してみる。

▼ADATA Technology XPG GAMMIX S11 1TB on マザー

ちょっと落ちた?いや上がっている?

▼Western Digital WD NVMe Black 1TB on 拡張スロット

ん?総合的に見てマザー直ざしより、拡張スロットの方がよい感じ?

びみょう

いやいやベンチマークがすべてではない

ということで SLC を信じ ADATA の SSD をマザーに刺してしばらく運用することにした。

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