最近、ビル内で消防点検があったからか、なにげーに天井の非常灯に目をやると緑のランプが点いていない気がした。
近づいてみても点灯してるふうに見えない。おいおい、働いてないんかい?いや、そもそも通電してなかったりする?
たぶん点かないことを期待しつつ、点検スイッチを引っ張ってみたりする。
つかない。
どうやら非常灯の動作は消防点検では指摘されない
つかないのはいい(よくない。笑)けれど、これでよく消防点検とおったね、というか指導すらなかったのか?
確か誘導灯はバッテリーの交換をしてくださいね(強制ではない感じで)と指導があった。
気になる人は消防法を調べてね
誘導灯にしても非常灯にしても、非常時に点灯しないならただの飾り。それはいかんやろう。
ということで、なんとかする。
元々ついていたものはpanasonic製のすご~くお高いものでした。
ひゃあ、定価3万円超え
こんなに立派なものがついていたんだね。あまりに高貴な器具が取り付けられているため新品交換は直ちに却下。
バッテリーだけ交換して様子を見ることにしました。
が、ない。ないんです。バッテリーが単体売りされてないらしいんです、この器具様は。
よく調べてみてると、バッテリー交換不可、本体を一式取り替えろ、とありました。ぎゃあ、です。
建築時から15年も経っているのでもちろん廃盤です。ならいっそ今時だし、ハロゲンでなくLEDのもをの探してみました。
よさげなものがありました。東芝製です。安かったですよ(6,400円くらい)。
LED非常用照明器具 埋込形 専用形 Φ100 一般形 9形(低天井用~3m) 常時消灯/非常時LED点灯
購入時は取り付け穴のφを測って間違いのないようにしましょう。
15年前のPanasonic製埋め込み式非常灯の取り外し
元の非常灯を取り外します。まずハロゲン球を抜きます。
ハロゲン球ってキアヌのおへそから
入っていった虫っぽく見えるよね
カバーをクイックイッとめくり
固定されているバネを押さえながら取り外します。ここまで工具はいりません。
取付金具を外すのだけれど、ここが一番やっかいだった。
というのが、この器具の駆体は思ったより長く(奥行きがある)、取付金具を最上昇させるのがまあまあ大変。
そして…外れるときはあっさり。けれど、どえらい手こずるときがある、そんな感じ。
まあ、素人なんだから仕方ない
基本このパーツ(取付金具)は、上へ上へと引き上げていけばパチンと音がして外れる(外れてしまうのはよくないらしいけど、外れちゃっていいと思って作業した方がぜったい楽)単純構造のハズなんだけれど…
この金具が最上昇しても外れない時は、金具の微妙な位置によるんだが、フツーそんなこと知らんし、そんな奥見えんし。
ええい、どうしてもパチンと外れないなら
中の器具を抜き出して取り外せばいいんじゃろ
と破壊覚悟で作業できる漢らしいヒトはいいんですが「俺にはそんな覚悟はないぜぇ」という人は専門の業者さんにお願いするべきです。
ちなみに中の器具はツメで引っかかっているだけです。器具の取り外しもたいしたことはないです。たぶん。
この取付金具の一つにちょー手間取って、めいっぱい屑埃が落ちてきました。ゴーグルをしておくべきだった。と後悔しました。せっかく買ってるのに…
作業時はブレーカーを落としておくべき(自分はビニール手袋で作業しましたけど…)ですが、普通この非常灯だけのためにブレーカーを設けてはいないだろう。近くの電灯配線と一緒になっているんでしょうね。
↑
これは元の器具の配線。アースは…ない
東芝 LEDEM09221M は安価で素敵。昔のPana製であれほど苦労した取付金具も扱いが楽で素敵。
(念のため)バッテリー(充電池)を取り外した状態で施工しました。
この東芝製の非常灯にはアース端子もあったのですが、元の配線にアース線がなかったため取り付けておりません。何か工夫が必要なのだろうか。元々なかったんだから、きっとしなくていいはず…本当か。
配線が完了したらバッテリーを取り付けます。パチン
点検ランプが点灯しました。壊れてはいないみたい。
天井に戻し通電維持を確認。
点検スイッチを押してみますね。
眩しっ
高貴なお方(元のお高い製品)をバラしてみると作動部が充電池と一体でした。だからバッテリー単体交換ができないんだね。今回の東芝製はバッテリーが交換できそうだ。
前(↑上)に書きましたが、そもそも天井から取り外す際、先にこの中身を取り外した方が絶対作業が楽です。
次からはそうしよう、と心に誓いました。
素人の自分でもうまくいくことがわかったので、大量にある廊下の非常灯たちもこれに交換していくことにします。
しかーし…非常灯や誘導灯をいろいろ調べていると5年経ったら交換しましょう、だそうです。ぎゃあ、です。知りたくなかったような…
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