ローリー&イアンのトレーニングの続きだよ。
#合同練習。西条チーム。anneさんもいたよ。
練習後、イアンのお悩み相談が始まった。イアンはオーストラリアでもお悩み相談のプロフェッショナルだからね。
もちろん、通訳はジョニー小林先生だ。
トイプーの母「散歩の途中、出会う大型犬に吠えつくんです。どうしたらいいですか?」
そういや。この子、練習中、大型小型に関わらず、手当たり次第にバウバウゆーとった。
さて、イアンのお悩み相談室なのに、ジョニーが即答してしまった。
ジョニー「それは犬の問題ではありません。飼い主のあなたの問題です!」
却下か。熱いなジョニー。
いやいや却下ってことはありません。
「おーい。ちょっと誰か。お母さん、協力して。」
おっきなラブラドールさんを連れたお母さんに協力してもらう。
小林先生が問題児のトイプーを預かり、おっきなラブラドールさんのまわりをウロウロする。
トイプーさんは「うん」とも「すん」ともいいません。普通です。とても問題児には見えません。
#一体、何頭、来てたんだろね。運動会ほどじゃないけれど、これだけ集まると壮観だねえ。
たとえ、おいらが連れて歩いても、たぶん吠えないんじゃないかな。
「じゃ、お母さん、同じように歩いてみてください。」
ラブラドールさんとの距離が近づいたと思うと、ガガーーッ。ワンワンっワンワンワン。ウーグルグルグルぅ
トイプーのお母さんはラブラドールさんに近づかないよう、リードを必死で抑え止まりますた。
「止まらない止まらない。歩いて歩いて」
もう一度、問題児を預かりラブラドールさんに近づく先生。トイプーさんは何事もなく通り過ぎていきます。
お母さん方は一斉に「おー」と賞賛。ジョニーマジックですな。
「もっと自信を持ってください。(うちの子が)吠えるぞ。吠えるぞ。ほら、吠えた。じゃ、だめです。」
ねえイアン。てな感じで、イアンに賛同を求めるジョニー。
何かしゃべりたそうに一言、言うイアン。
しか~し、すでにイアンの方を向いていないジョニーは気づかない。熱弁は続く。
「吠えそうだったら、名前を呼んでお母さんの顔を見るようにさせなさい。お母さんに集中させなさい。リーダー以外に関心を持たせてはいけません。」
お手上げのポーズをとるイアン。
ジョ ー ニ ー 、 イアンのお悩み相談室わすれとるやろー。
熱い男のアドバイスを元に、お母さん再度チャレンジ。懸命にワンの名前を呼びながらラブラドールさんに近づきます。
まだ、気にしている様子ですが、吠えることはなくなりました。さっそく効果ありですな。
何度か繰り返すと、ずいぶん落ち着いてきました。少し気にする程度で通り過ぎます。
ああ、きっと、お母さんのことを必死で守ってたんだね。偉かったね。
トイプーさんは小林先生を守る必要はない。だから吠えなかった。
#おいらが連れて歩いても吠えないっていうのは、そういうことね。
でも、そのぶん彼(彼女)の寿命は縮んでいたでしょう。あんなでっかい強そうなのに立ち向かわねばならんのですから。
イヌを長生きさせたければ、イヌをリーダーにしてはいけません。
そして、イアンのお悩み相談を締めくくるのは、予想どおり熱い男ジョニー。
#合同練習中、お悩み相談中のヘイさん。青組の卒業テストで一緒だったね。
#ヘイさんは、カラダに似合わずナイーブな性格のようです。
「皆さんがイヌの問題と思っている多くのことは、その殆どが人間に原因があります。」
「イヌたちは、強い飼い主、頼れる飼い主、信頼できる飼い主を望んでいます。」
「飼い主がリーダーとして役割を果たせば、イヌたちの問題はなくなるはずです。」
はい。先生がいつもいってることですね。
大切なのは、それが自分自身に向けて発せられているということを自覚すること。
そう、ほんの少しの練習でオーストラリアの先生にGood Dogと言われるくぅさんは、本当はVerry Good Dog に違いないのだ。
普段なら、何でもじょうずにこなせるのに、トライアルでなんども同じ失敗しているのは、くぅじゃなかったんだ。
自分に何が足りなくて、くぅがなぜできないのか、何を改善すればいつでもGood Dogでいられるのか。
まだまだ、分からないことだらけ…
ああ。にしても。予想はしていたけれど。
ほんとに1年たってしまった。とうとう、2回目の文化の日まできてしまった。
ところで…
自分が褒められたわけではないけれど…
Good Dog の響きを思い返すたび、にやけてしまう。
けけっ。
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