龍馬脱藩マラソン2017

Full-marathon
4:51:22/ネット

2017 4:51:22 59/136(172) 199/400 2:26:07(前)2:24:21(後)
2016 5:14:12 106/152 324/429 2:23:54(前)2:40:46(後)
2015 4:46:05 94/189 307/495 2:13:00(前)2:33:05(後)

ゴール後、初めて救護所のお世話になった。都会から帰省中の末っ子をフルマラソンに連れてきていたのに…

気分が悪くアクエリアスすら飲めない。最低だ。ビニール袋に入った氷を首筋に当てると生き返る。楽になったかと起き上がるとクラっとなる。そんな状態が30分近く続いた。

レースはとにかく暑かった。折り返しで背負っていた水が涸れた時、ショックでレースが終わったと落ち込んだ。来年は最低2㍑背負っておこうと思った。

レース15分前、靴紐をしめた後、ワセリンを塗り忘れている事に気付き、面倒だが一度脱いで塗る。直後、ふくらはぎサポーターをはき忘れていることに気付く。がーん。いつもなら諦めているところだが、スタートラインにつくまでが大切と言い聞かせ、また靴を脱いでやり直し。

午前9時、暑さと坂に対応するため水(1㍑)・ジェル・クエン酸タブレット・飴・エネルギー粉全て背負った。最後尾に整列。

今日は1300m超のアップダウンがあるコース。30キロが中間地点と思って我慢をしなければ負ける。

レース後の疲労度・フィニッシュタイムから今年は最低だったな、と思うも、過去のデータと見比べると案外今年はよく我慢できたレースだったじゃないかと今は思える。

38キロ地点から2キロ歩いた。それでも前半21キロより後半は2分近くタイムを短縮できてる。下りだからね。笑。

ちなみに去年は後半が17分遅れ、一昨年は20分遅れだったので、マラソンランナーとしては成長したのか?自分。

走る前から、最もポイントとみていた38キロ地点の話。毎年ここで急停止、足も動かなくなる。

なぜここまで走る気力すらなくなってしまうかの理由が分かった気がする。38キロ直後、大きな道を外れ細い道に入っていくのだけれど、1キロで44m上昇、次の1キロで63m上昇、と登りが続く。35~40キロ区間で167m登り118m下り。で、この登りはきつい。

今年はロング走練習に入るのが一月遅れている。というか意図的に遅らせている。走っているときに感じたのは心肺の弱さだった。

数値的にも、38キロから2キロ歩いているにもかかわらず、その間、心拍は140を超えていた。

走る速度に対しての心拍の上昇具合は、ここにたどり着くまでにずいぶん体力が落ちた証拠だ。

しかし過去2年と比べ、今年、自分自身に最も成長を感じられたのは40キロからの2キロだったかもしれない。ゴールまでの平均タイム6:30。走る気になった、ことが一番の収穫か。

この走りのせいで救護所のお世話になったわけだけれど。たまにはこのくらい追い込んでおかんと。

今年の失敗点。折り返し直前の脱藩道。舗装路から山道に入るのだけれど、あれほど我慢すると決めていたのに。

前日の雨で、今年もきっと舗装路を走るんだろうなと考えていた。去年がそうだった。

それが今年は山道に誘導される。走れるんやー、と分かったとたん、前ゆくランナーがみんな歩いているのに、テンション上がってグイグイ追いこしてしまった。

その後の第2集団は列が長く、これ以上追いこすのはやめたけれど、ここは最初から走るべきではなかった。足を残しておくべきだった。

脱藩ルートを走ってしまった反省をしながら、下りの始まる20キロ~25キロ(-343m)はキロ6分25秒。小股・上下動・ピッチを意識したものの、体感以上の急傾斜面。ここもあと10秒遅く走るべきだった。

25~30キロ(-221m)はとうとうキロ5分台。リミッター外れてしまってる。確かにこのあたりで多くの元気なランナー(女子も含めて)に抜かれていた。それまでずっと我慢していたのがもう一踏ん張り「走らない我慢」ができなかった。

30~35キロ。キロ6:23。自分の中で折り返し点と決めていた30キロ地点では、納得のいく走りができていた。

しかし、20キロ以降、水が背中にない、水が足りない、という不安がどんどんおそってくる。

マラソンはメンタルのスポーツ。35キロまで我慢できていた走りだが、先が見えなくなってきた。とても疲れた気がした。

38~40キロ(2k)、劇坂にまた、今年もとうとう歩いてしまった。なんとか足は動く程度。早足すらできない。心臓がすぐバクバクなる。これ以上、無理はしていけないと自分に言い聞かせる。

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